西予ジオパーク楽曲コンテスト 東京で表彰式
四国西予ジオパークの魅力を高めようと、さまざまな風景にマッチする楽曲を愛媛県西予市が募ったコンテストの表彰式が26日、東京都内であった。最優秀賞は今春、洗足学園音楽大を卒業した斎藤瑞帆さん(22)=千葉県市川市=の「時をつなぐ場所」。西予市野村町惣川にあるかやぶき民家「土居家」をテーマにした約5分の作品だ。
西予市は2015年11月~16年1月、須崎海岸や堂の坂の棚田など20テーマに合う音楽をインターネット上で募集。国内外から2187点が寄せられ、入賞計120曲を選出。さらに今回、最優秀など10点を表彰した。
斎藤さんはフルオーケストラで作曲できるソフトを使い、2カ月かけて受賞作を完成。審査委員長で、人気ゲーム「ファイナルファンタジー」の音楽を手掛けた植松伸夫さんは「最優秀賞は繰り返し聞いているうちに自分が癒やされているのが分かる作品。大自然の映像に曲を付ける趣旨にぴったりだった」と講評した。
入賞作品は、四国西予ジオパークのホームページで聞けるようにするほか、西予市宇和町稲生の道の駅「どんぶり館」で専用オーディオプレーヤーを貸し出す予定。